年末のお楽しみ、南柑20号のご案内です。
南柑20号は愛媛県のオリジナル品種ですが
生まれはここ宇和島市です。
1924年以来数度にわたり愛媛県南部において
村松春太郎氏(後に愛媛県南予柑橘分場の初代分場長に就任)が
温州みかんの優良系統探索を行っていたところ、
1926年に同県宇和島市の今城辰男氏の園地で発見された系統を優秀であるとして、
これを南予柑橘分場にちなみ「南柑20号」と命名たと伝えられています。
お歳暮みかんとして全国の百貨店でも取り扱いされる
高級蜜柑のひとつです。
果皮が厚く冷暗所での保存に優れ、ゆっくりとお楽しみ頂けます。
(室内の環境変化で異なります)
濃厚な甘みとコク、早生みかんでいうフレッシュさから
「良い大人」ともいえる落ち着いた味わいが特徴です。
ギフト用みかんですので通常の複数回選別に加え、
出来る限り味とサイズのバランスが取れた果実を採用し、
箱詰めの際は1個1個丹念に確認の上、宝石箱のように並べます。
大切な方への贈り物にも最適です。
キズが極めて少ない特上品を選びますので
きっとお喜び頂けるかと存じます。
化成肥料は使用せず、樹勢に適した有機質肥料を用いて
大切に育てました。
また、この南柑20号の特性のひとつに「浮き皮」があります。
果皮が厚く果皮と果実の間に空気が入るように
果実がブカブカになる現象です。
通常は「ジベレリン、もしくはジャスモメート酸もしくはその両方」という農薬を
収穫一定期間前に散布することが推奨されています。
しかしながら熟成や色付きに変化が生じることもあるため、
当園では上記農薬は使用せず、また防腐剤も使用せず、
出来るだけ樹上にて熟成させ、
発送直前に収穫してお届けできるよう努力しております。
早生みかんに比べれば劣化も遅いので
果実の様子を見ながらごゆっくり年の瀬をお楽しみください。
お歳暮・お歳暮返し、年末の「こたつでみかん」として
多くの方に喜ばれる逸品です。
是非山でもぎたてのみかんを食べる味わいをお楽しみください。
品種:南柑20号種(中生みかん)
栽培方法:慣行栽培(夏までに消毒済み)
肥料:有機質肥料のみ使用
防腐剤・ワックス・浮川防止剤:不使用
栽培地:愛媛県宇和島市石応地区(大野圃場)
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